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英語を話せるようになる人の特徴②(小学生 - 上級者編):着地点が何かを考える

英語コラム

2023.05.05

(つづき)

英語を上達させるために小学生のうちから心がけるための実践方法でおすすめすることをここでは掲載しています。

まずは、目標設定において英語学習を「短期的な目」で学習するのか、「長期的な目」で学ぶのかで大きな違いがあります。

■短期目標の英語は「受験英語」になりがち。思考し相手と議論を交わしたり交渉したりするための「話す」英語ではない

まずは、短期的な目標で英語を学ぶ方の目標は、「中学・高校・大学」で実施される入試で高得点をとるための英語学習です。大学入試の代表である「大学共通テスト」は筆記・リスニングを入れ配点が200点(学校によっては300点に換算するところ)もあります。
また、入試問題でありながら限られた時間内に大量の問題を解答する必要があり、得点も有名大学に合格するためには最低でも8割以上の得点率が求められます。

高校生終了までに求められた英語の全範囲で必要とする高得点をとるには、そのための教材を繰り返し暗記したり演習問題をといたりといったトレーニングが必要となります。よって、ネイティブのイングリッシュ・スピーカーにとって、自分たちも知らないことの多い英語の「クイズ」を解くような英語学習になってしまう傾向にあります。

そして、あれだけ頑張ったはずなのに、英語を話すことを求められる就職試験では、TOEICのスコアは高いが実際はビジネスで通用する「英語を話せない」で終わってしまうことがほとんどです。残念なことに、ある有名な外国語大学の広報の方とお話ししたときに、就職した卒業生の10%程度しか語学を使った仕事には就かないのではなく、「就けない」とのことでした。


■長期的な目線で英語学習を考える。小学生の時から、受験の為に英語をやるのではなく社会に出たときに世界を舞台に活躍するためのコミュニケーションツールぬすることを目標にする学習する

短絡的な意見かもしれませんが、私は学校の国語のテストが嫌いでした。高校入試で、英語は単語や文法をたくさん暗記した努力の結果、高い偏差値が出ていたにもかかわらず。母国語のであるはずの国語の点数が悪すぎて、志望校を諦めてしまいました。正直、学校で学習する、また、入試で出題される『日本語』には非常に違和感があり、今でもあの問題が解けなかったことで志望校を変えざる終えなかったことを残念に感じています。

しかし、社会に出てみると高得点がとれなかった日本語を駆使して普段は生活していますし、頑張ったはずの英語は大学を卒業するときにコミュニケーションツールとしては使えずに、結局のところ英語を使いこなすために、一度社会人として働き、お金を貯めて留学しなければならなりませんでした。入試でいくら高得点をとったとしても、社会に出たときに活用できなければ、費やしたお金・時間が無駄に終わってしまう可能性があります。

本当に英語を学習することの意味は、目先の受験にこだわらず、10年20年先の未来にいかせる英語力を習得することにあるのではないでしょうか。

■小学生のうちから、英語学習を楽しく・目的を持って・継続的に学ぶ

英語習得は、単なる勉強ではなく、新しい文化や世界を知ることができる楽しい体験でもあります。継続することで、より深い理解や知識を得られるようになり、その楽しさを味わうことができるのです。
簡単に習得できるものではない英語習得を徐々に上達し、自信をつけるためには楽しく継続することが大切です。英語を使えることを実感し、自信を持つことで、より積極的に言語を使用することができ、より高いレベルでのコミュニケーションが可能になります。

■小学生が、英語を楽しく・目的を持って・継続的に学び英語上級者になる『3つの方法』

①英語に触れる習慣を身につけることが重要です。英語の本や雑誌、映画やテレビ番組、音楽などを楽しんで、楽しんで学ぶことが大切です。
特に、日本語学習者の方がよく言うことですが、日本語を学ぶ一番の生きた教材は「マンガ」らしいです。好きなマンガのシリーズ全巻を何回も何回も読むことで、自然と楽しく日本語を習得できるらしいです。

私もカナダにいるとき、「東京喰種」の英語翻訳版を購入し英語の学習に使いました。確かに、楽しく、受験用の英語教材では学べない英語をたくさん知ることができました。

②先生から直接フィードバックを受け、発音や表現方法どを習得できる英会話スクールやオンライン英会話などの教育機関に通うことは大切です。英語はコミュニケーションをとるために学習するのであって、実際に使うことなしに会話力があがることはありません。また、家族や友人と一緒に英語でコミュニケーションをとることも大切です。

単語やフレーズを使い、英語でのコミュニケーションを積極的に取り入れましょう。

③英語の学習アプリやゲームを利用することもおすすめです。例えば、DuolingoやMemrise、Rosetta stoneなどのアプリは楽しみながら英語を学ぶことができます。英語の勉強は繰り返しお伝えしますが楽しむことが大切です。

ストレスを感じずに学ぶことができるよう、自分に合った学習スタイルを見つけ、英語の勉強を楽しく続けていきましょう。

■小学生のうちから世界を体感する。海外留学に積極的に参加したり、海外からの学生をホームステイさせたり、インターナショナルスクールに通うなど小学生のうちから国際交流を積極的に行う

小学生が英語を習得するために実践的な場を践むことは、非常に大切です。積極的な国際交流の場をつくりだし英語環境で日常生活を送りながら、リアルな英語の会話や文化に触れることが英語習得にアかかせません。

■国際交流を効果的に行う留学前には4つの方法。

①「日常会話の練習」
日常の会話で使用される基本的な英語表現を身につけましょう。例えば、挨拶や自己紹介、食事の注文などの表現を練習することが大切です。
②「聞き取り練習」
英語の音声に慣れるために、英語のニュースやポッドキャスト、Youtubeなどを聞いて、理解できるようになるまで繰り返し聞き取り練習をしましょう。
③読解練習
英語の絵本やまんが、小説などを読んで、理解できるようになるまで繰り返し読解練習をしましょう。
④書き取り練習
日記などを書いて、自分の言葉で英語を表現する練習をしましょう。

以上の学習方法を実践することで、小学生でも基礎的な英語力を身につけることができます。国際交流場に参加すれば、英語に積極的に触れ、自分自身の意見を積極的に述べ、英語力を向上させるようという気持ちを持つことが重要です。また、英語圏の国の文化や風習に触れることで、国際的な視野を小学生のうちから広げていきましょう。

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